空白は使用を可能にする。器の価値は粘土だけでなく、受け入れる空所にある。出典: 『道徳経』第十一章。
small constellation
無を
めぐる配置
同じ「ない」でも、問いの向きは変わる。存在しないもの、語れないもの、差異としての否定、絶対無の場所。
「ない」は完全な虚無ではなく、「他であること」として思考される。偽の言明や見かけを扱うために、否定の論理が必要になる。出典: 『ソピステス』。
宇宙の沈黙は、人間の有限性を映す。ないことは安心よりも、尺度の喪失として経験される。出典: 『パンセ』。
「なぜ無ではなく存在者があるのか」という問いは、存在を当たり前にしないための入口になる。概説出典: Stanford Encyclopedia of Philosophy の Nothingness と Heidegger。
京都学派における「絶対無」は、単なる非存在ではなく、存在と非存在の対立を越えて事物が立ち現れる場所として考えられる。概説出典: Stanford Encyclopedia of Philosophy の The Kyoto School。